厄除け・どぜう・スカイツリー?

 昨年末に右膝を痛め、年明けにはとてもここでは書けないような初夢(悪夢!)を見てしまったりと、今回は散々な年末年始になってしまいました。
 あまりに良くないことが続くので、気になって調べてみたところ、なんと私、今年“前厄”らしいことが判明。決して信心深い訳でもなく(というより信仰心皆無です)人混みが苦手なため、何年も初詣などしていませんでしたが、さすがに厄除けの御守りぐらいはGETしようと決めました。
 厄除け祈願の場合、大師様にお参りに行く人が多いようですが、今回私がお参りしたのは「金龍山浅草寺」。いわゆる「浅草の観音様」です。理由は、東京生まれ・東京育ちなのに、今まで浅草に行ったことがないから(不純だなぁ・・・)。ちなみに東京の観光名所「六本木ヒルズ」も「東京ディズニーシー(厳密には千葉!)」も行ったことがありません・・・・・。
 浅草駅→雷門→仲見世通り→宝蔵門→本堂と進むのですが、ものすごい人混みのため、この段階で疲労困憊。それでも本堂まで進み「今年一年、良い年でありますように!」と祈願してきました。その後、厄除けの御守りを2種類購入し、さらに観音籤(おみくじ)引いてみたところ、結果は“末吉”。その内容は、

  • 願望:叶いにくいでしょう。
  • 病気:長引くでしょう。
  • 失物:出にくいでしょう。
  • 待ち人:遅くなって現れるでしょう。
  • 新築・引越:良くないでしょう。
  • 旅行:道中、悪いことがありそうです。
  • 結婚・付き合い:良くない結果を生むでしょう。

 さらに「火災が起こる危険があります。充分に注意しましょう。」とのこと。これって事実上“凶”のような気が・・・・・。

(左)雷門(右)厄除けの御守りとお御籤


 気を取り直して(?)、「スタミナ料理で今年一年を乗り切ろう!」ということで向かった先が、すぐそばにある「駒形どぜう」。生まれて初めての“どぜう”に挑戦です。
 うなぎ同様、昔は庶民のスタミナ料理だったようですが、今では完全に高級(高額?)料理ですね。客層も“30代・40代はガキんちょ”、“50代でも若造”といった感じ。といっても、店員さんは若くて気さくな人が多いこともあり、若い人・初めての人でも気兼ねなく楽しむことが出来ると思います。
 まず頼んだのは“どぜうなべ”。鍋料理なので時間がかかるのかと思いきや、注文から1分程度で配膳されてビックリ。しかも「既に火が通っていますので、すぐに食べられます。」とのこと。
 浅い鉄なべの上で“どぜう”が炭火でグツグツ煮立っており、そこに割り下とネギを加えます。また好みで山椒と唐辛子を加えることが出来ますが、この山椒がかなり強烈なため、少量でも口の中が痺れてきますので御注意を。
 「どじょうは泥臭くて苦手」という人も多いようですが、決して泥臭いということはなく、食べやすかったです。“どぜう汁”も濃厚で、おいしく頂きました。
 あっ私自身は、まだまだ泥臭い生活が続くと思いますので、御了承願います・・・・・。

(上)“どぜうなべ”にネギをのせたところ


 “浅草”・“駒形”を歩いていると、東側(墨田川対岸)向島に建設中の高い建物が目に入ってきます。「東京スカイツリー」です。東京東部を営業で移動していると結構目にしますが、これだけ近くで見るのは初めてでした。

(左)吾妻橋西詰から見たスカイツリー
(右)駒形橋西詰から見たスカイツリー


 浅草寺観音籤の由来と心得に気になる文章があったので、引用しておきます。

大吉が出たからといって油断したり、また高慢な態度を取れば、凶に転じることもあります。謙虚で柔和な気持ちで人々に接するようにしましょう。また凶が出た人も畏(おそれ)ることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます。

 “謙虚”と“誠実”は私にとって永遠の課題かも・・・・・。